滋賀県大津(アメダス観測地点)における一昨日(8月27日)の最高、最低気温は以下の通りでした。
最高気温 35.1℃ --猛暑日
最低気温 23.6℃
これだけ見ると一昨日は熱帯夜ではなかったように見えますが、23.6℃というこの最低気温は15時32分に観測された気温なんですね。未明などではなく午後なのです。一昨日は午後に激しい雷雨があり10℃近く一気に気温が下がりました。
熱帯夜とは、前日18時から当日9時までに25℃未満にならなかった日を言いますが、26日18時から27日9時までの気温を見てみると、毎正時(毎時00分)においては31.7℃~26.2℃~29.8℃と推移しています。
これだけを見ると熱帯夜だったようですが、10秒ごとに観測されているアメダスデータの中に短時間ごくわずかでも25℃未満を観測すれば熱帯夜ではなくなります。
実際のところ、一昨日が熱帯夜だったのかどうかは気象庁が公開している気象データからは熱帯夜だったろうとは思いますが、はっきりと熱帯夜だったよとは書かれていないので、よくわかりません。
このようなこともあるので、毎日午前9時過ぎに気象庁の気温データを見ておけばどうだったのか確実にわかりますが、気温を測定しているアメダス地点は全国に800以上あるので、外部の人間が全部調べるのはなかなか大変なことです。
気温を観測している各観測地点の気象データのうち、最低気温、最高気温および最大瞬間風速はデータを見ている時刻における最新観測値が記録されています。つまり常時データ更新が行われています。
したがって、気象情報を扱うサイト、新聞やテレビで熱帯夜日数は何日だと言っている数字は、最低気温が時刻にかかわらず25℃以上の日数を言っているようです。